多様な自然に囲まれた、東海屈指の工業都市
静岡県、そして横浜と名古屋の間においても最大の人口80万人の都市。戦国時代には浜松城の城下町として発展し、静岡市などとともに徳川家康ゆかりの地のひとつ。江戸時代には江戸から数えて29番目、京から数えて25番目東海道の宿場町として栄える。現在は政令指定都市であると同時に国際会議観光都市にも指定。
岐阜県高山市に次いで全国2番目に大きい都市であることもあり、北に赤石山系(南アルプス)、東に天竜川、南は鳥取砂丘などと並び日本三大砂丘のひとつ南遠大砂丘の一部でもある中田島砂丘からなる遠州灘、そして西は浜名湖と、四方を異なる自然環境で囲まれている。そのため、舘山寺や奥浜名湖、弁天島などの景勝地も多い。
ホンダの発祥の地であり、スズキやヤマハといった国内屈指の大企業も本社を構える。ピアノを発祥とした楽器産業も盛んで、ヤマハ以外に河合楽器製作所、ローランドと三大楽器メーカーの本社が揃う。日本で唯一公立の楽器博物館も浜松にある。
名古屋と並んで、東海地方に多い在日ブラジル人コミュニティの中心都市のひとつであり、ブラジルの文化が多く見られる都市でもある。東京以外でブラジルの総領事館があるのは、浜松と名古屋のみ。
特産品として浜名湖の鰻が全国的に有名だが、近年は浜松餃子として、餃子消費量全国No.1を宇都宮と競っている。